姿勢を「作る」ことは意味がない
最近、この結論に達しました。
正しい姿勢を作ろうとするとどうしても、無理矢理外から固めることになってしまいます。
たとえば、お腹に力を入れたり、脚をぎゅっとくっつけて立ったり、肩甲骨を寄せたりします。
でもそれは、外側から固めただけであって、力を抜いたらすべて崩れてしまうものです。
それで細くなったし上手くいったという方もいるかもしれませんが、大抵の場合は力を抜いたらそれで終わりです。
そのことに、意味はあるのでしょうか?
ただ見た目が良くなった姿勢で、あなたの体は本当の意味で健康に綺麗になれるのでしょうか。
外から固めただけではだめだった
わたしの経験上、外から固めるだけでは限界があります。
たしかに見た目は綺麗になるかもしれません。
でも、その姿勢を保つためには一生力を入れ続けることになります。
力を抜いたらそこで終わりです。
細い体を持っている人は、常に力を入れて頑張っているでしょうか?
中にはそんな人もいるかもしれませんが、本当に細くて綺麗な人は、そんなことはしていないはずです。
試しに、あなたのまわりにいる細くて綺麗な友達に聞いてみましょう。
「そんなこと辛くてできないよ」と返ってくるはずです。
わたしのまわりの細い友達も、力を入れて頑張ることはせずにのびのびとよく食べてよく寝て、とても健康的で自由な生活を送っています。
自然な状態での正しい姿勢を目指そう
わたしたちの体は、特にストレス社会と言われる今の世の中では、かなり緊張しやすい状態になっています。
一か所の筋肉が異常にかたくなると、バランスが崩れて痛みが出ます。
そしてバランスを取り戻そうとして、多くの人が鍛えることをします。
かたまったところを支えようとして、他のところをかためようとするのです。
でも、そもそもこの考え方が間違っていると思いませんか?
力が入ったところの力を抜けばいいだけなのです。
それだけでバランスが取り戻せるのに、他のところもかためようとするのです。
力を抜く=副交感神経が優位ということですが、力を入れ続けた状態では交感神経が優位になって、いつまでも緊張状態が続くことになります。
この優位になった交感神経とバランスを取るために、わたしたちは副交感神経を高めようとします。
その行為が、「食べる」という行為なのです。
怖いですよね(T_T)
頑張れば頑張るほど、ダイエットとは遠ざかる方向に進んでいってしまうのです。
わたしたちが目指すところは、力が入っているところの力を抜けるようにして、バランスを保つことです。
これこそが、本当の「正しい姿勢」です。
わたしも長い間固めることを目標としていたので、この結論に達したとき「そうか!」と目が覚める思いでした。
本来のバランスを取り戻して、自然な良い状態を作っていきましょう(^^)
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