姿勢がいいってどういうこと?
ダイエットに苦しんでいる人、「姿勢がいいね」と言われることはありませんか?
実はそういう人ほど要注意なのです。
いわゆる世間一般で言う姿勢がいいというのは、胸が張っていて腰が反っている状態を指すことが多いです。
しかしその姿勢は、ただ無理やり作っているだけで機能を伴っていません。
本当の体に良い姿勢は、実はあまり姿勢が良く見えません。
機能的な意味での良い姿勢は、力が抜けている状態なのです。
骨格模型を参考に
骨格模型で検索をかけると、たくさんの画像が出てくるかと思います。
それを見てみると、肩から背中にかけて後弯し、むしろ猫背気味なのが分かります。
無理やり背筋伸ばそうとするのが自然と反しているのがわかりますよね。
健康で綺麗な体の人は、この骨格模型に近い形をしています。
今度駅のホームなどでスタイルが良く細い人を見つけたら、骨格模型と照らし合わせてみてください。
上半身は後ろに来て、下半身は緩やかに膝が曲がって立っているはずです。
上半身が後ろに来ているように見えるのは、胸腔が広がって背中側まで膨らんでいるからです。
バランスが保てているのです。
骨格模型は世間一般の良い姿勢とはかけ離れていると思います。
しかし、骨格模型に近い形で立てることが、力を抜いて立つということと同意になるのです。
骨格模型に近い形で立てるというのは、骨で立てるということ。
すると、骨でバランスを取れるので余計な筋肉が落ち、それとともについていた脂肪も落ちていくというわけです。
姿勢は作ろうとしない
わたしも、重心はここで腰はこうでとひたすら考えていました。
もちろんそれらは間違っていません。
でも、自分で意識的に姿勢を作るのは難しすぎると思いました。
それよりも、体の機能を改善しながら自然と姿勢を整えていく方が近道だと、最近強く感じるようになりました。
重心や腰の位置は、「自然とそうなった結果」として確認するものであってもいいと思います。
先にこれらを考えようとすると、頭がパンクしそうになるかと思います。
姿勢がいいねと言われる人は、姿勢を作ろうとしている意識が強いはずです。
一度自分の姿勢を見直してみてくださいね。